三重県通信販売酒類小売業免許 次葉1〜6の書き方|記入例と注意点

通信販売酒類小売業免許の申請において、多くの方がつまずくのが「次葉1〜6」の作成です。

次葉1から次葉6は、単なる記入書類ではなく、
「通信販売という形態で、適正かつ継続的に酒類販売を行えるか」を総合的に判断される重要な資料です。

特に通信販売の場合は、

・販売方法(EC・ネット注文など)の具体性
・未成年者への販売防止体制
・保管・発送体制の整備状況

といった点が厳しく確認されるため、
各書類の内容が実態と一致していること、そして書類同士に一貫性があることが重要になります。

しかし実際には、

・それぞれの書類の役割が分かりにくい
・どのように書けばよいかイメージできない
・書類同士の整合性が取れていない

といった理由で、不備や補正につながるケースも少なくありません。

本記事では、次葉1〜6の全体像と役割、書き方の考え方を整理したうえで、
各書類の詳細解説記事へと案内していきます。

目次

次葉1〜6の全体像

まずは、次葉1〜6がそれぞれどのような内容を扱っているのかを整理します。

次葉1:販売場の敷地の状況
(販売場周辺の状況を示す図面)

次葉2:建物等の配置図
(建物の配置や構造を示す図面)

次葉3:事業の概要
(販売方法や設備、取扱い内容など)

次葉4:収支の見込み
(事業として継続可能かを示す数値計画)

次葉5:資金計画
(必要資金とその調達方法)

次葉6:管理体制
(未成年者販売防止や法令遵守体制)

通信販売の場合は、店舗販売とは異なり、

・どのような方法で注文を受けるのか(ECサイト・電話等)
・どのように商品を保管・発送するのか
・どのように年齢確認を行うのか

といった点が重要となるため、
次葉3や次葉6の内容が特に重視される傾向にあります。

これらの書類はそれぞれ独立しているように見えますが、
実際の審査では「一つの事業計画」として一体的に判断されます。

そのため、

・販売方法と設備内容が一致しているか(次葉3)
・収支計画に無理がないか(次葉4)
・資金の裏付けが取れているか(次葉5)
・適切な管理体制が構築されているか(次葉6)

といった点が、書類全体を通して整合していることが重要になります。

各次葉の役割と審査ポイント

次葉1〜6は、それぞれ別々の書類ですが、実際の審査では相互に関連する資料として総合的に判断されます。
そのため、各書類の役割を理解したうえで、全体として一貫した内容にすることが重要です。

① 販売場の実態に関する資料(次葉1・次葉2)

次葉1は販売場の敷地の状況、次葉2は建物等の配置図を示す書類です。

これらの書類では、

・販売場の位置や周辺状況が適切か
・建物の配置や使用状況が明確か
・実際に酒類販売を行う場所として具体性があるか

といった点が確認されます。

通信販売の場合でも、「販売場」は必要とされるため、
実際に業務を行う拠点(事務所・倉庫等)が明確に示されていることが重要です。

つまり、次葉1・2では「どのような場所で酒類販売を行うのか」という販売場の実態が見られます。

② 事業計画の内容に関する資料(次葉3〜次葉5)

次葉3は事業の概要、次葉4は収支の見込み、次葉5は所要資金の額及び調達方法に関する書類です。

これらの書類では、

・どのような方法で販売を行うのか(ECサイト・電話・外部モール等)
・売上や経費の見込みに無理がないか
・必要な資金をどのように準備するのか

といった点が確認されます。

特に通信販売では、

・注文方法と発送体制が現実的か
・在庫管理や配送の流れが具体的に説明されているか

といった点も重要になります。

また、次葉3で示した事業内容と、次葉4・5の数値や資金計画に整合性があるかは、審査上の重要なポイントです。
つまり、次葉3〜5では「その事業が現実的かつ継続的に運営できるか」という事業計画の実現性が見られます。

③ 販売管理体制に関する資料(次葉6)

次葉6は、酒類の販売管理の方法に関する取組計画書です。

この書類では、

・未成年者飲酒防止のための取組(年齢確認方法など)
・酒類販売に関する管理体制
・法令を遵守して適切に運営するための体制

などが確認されます。

通信販売においては、対面での確認ができないため、
年齢確認の方法や販売フローの中でのチェック体制が特に重視されます。

つまり、次葉6では
「適正に酒類販売を行うための管理体制が整っているか」が見られます。

このように、次葉1〜6は大きく分けると、

・販売場の実態(次葉1・2)
・事業計画の実現性(次葉3〜5)
・販売管理体制(次葉6)

という3つの観点から構成されています。

単に各書類を個別に記入するのではなく、
これらが全体として一つの事業計画としてつながっていることが重要です。

次葉1〜6で重要なポイントとよくあるミス

次葉1〜6を作成するうえで重要なのは、個々の書き方のテクニックではなく、
書類全体として一貫した事業計画になっているかどうかです。

実際の審査では、各次葉は独立した書類としてではなく、
「一つの事業計画」として総合的に判断されます。

そのため、次のポイントを意識することが重要です。

① 書類同士の整合性を保つ

各次葉の内容に矛盾があると、事業の信頼性に疑問を持たれる原因となります。
例えば、

・次葉3に記載された販売設備が、次葉2の建物配置図に反映されていない
・次葉4に記載された仕入金額と、次葉5の資金計画にズレがある
・通信販売の記載があるにもかかわらず、発送や保管に関する記載が不足している

といったケースです。
このような不整合は、補正や追加説明の対象となる可能性があります。

② 数字や内容に根拠を持たせる

売上や費用の見込みについて、根拠が不明確な場合は注意が必要です。
例えば、

・売上が感覚的に設定されている
・仕入や経費の内訳が曖昧で説明できない
・EC販売の想定件数や単価に根拠がない

といった状態では、事業の実現性に疑問が生じます。

特に通信販売では、「どのように集客し、どの程度の注文が見込めるのか」
といった点も含めて、合理的に説明できることが重要です。

③ 実態に即した計画にする

形式的に整っていても、実際の運営とかけ離れた内容では意味がありません。
例えば、

・過大な売上設定
・実現が難しい運営体制
・実際には行わない販売方法を記載している

といった計画は、審査上マイナスに働く可能性があります。
通信販売の場合は特に、

・実際の業務フロー(注文〜発送まで)が現実的か
・人員や設備で対応可能な範囲になっているか

といった点が重要になります。

このように、次葉1〜6の作成では、「整合性」「根拠」「実現性」の3つの観点を意識することが重要です。
これらを押さえることで、単なる形式的な書類ではなく、
審査に耐えうる実務的な事業計画として評価されやすくなります。

各次葉の詳細解説

次葉1〜6については、それぞれ以下の記事で詳しく解説しています。

※それぞれ記入例・注意点も掲載しています

まとめ

本記事では、通信販売酒類小売業免許における次葉1〜6について、
全体像と書き方の考え方を整理しました。

次葉1〜6は単なる書類ではなく、
「通信販売として適正に酒類販売を行うための事業計画そのもの」を示す資料です。

重要なのは、個々の記入内容だけでなく、

・書類全体として一貫性があること
・数字や内容に根拠があること
・実態に即した現実的な計画であること

といった点です。

特に通信販売では、販売方法や発送体制、
未成年者への販売防止の取組など、
非対面での販売だからこそ求められる管理体制が重視されます。

これらを踏まえ、各次葉を個別に作成するのではなく、
一つの事業計画として全体を意識しながら整理していくことが重要です。


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