帰化申請の準備をしていると、過去の出入国歴を確認しなければならないことがあります。
最近の出入国であれば覚えているかもしれませんが、日本に長く住んでいる方の場合、
「母国に帰ったことは覚えているけれど、何日に出国したのかまでは覚えていない」
「昔のパスポートが手元に残っていない」
「海外への出入国が多く、正確な日付がわからない」
ということも珍しくありません。
しかし、帰化申請では過去の出入国歴について、正確な日付を確認して書類を作成する必要があります。
では、過去の出入国日がわからない場合はどうすればよいのでしょうか。
このような場合には、出入国在留管理庁に出入(帰)国記録の開示請求を行い、自分の出入国記録を確認する方法があります。
この記事では、帰化申請で出入国記録が必要となる理由と、過去の出入国日がわからない場合の確認方法について解説します。
帰化申請では過去の出入国歴を確認する
帰化申請では、申請者がこれまでどのように日本で生活してきたのかを確認するため、さまざまな書類を作成します。
その一つが過去の出入国歴です。
帰化申請の書類には、
- 日本を出国した日
- 日本へ入国した日
- 出国していた期間
- 渡航先
- 出国の目的
などを記載することになります。
ここで注意したいのが、「何年何月ごろに出国した」という程度ではなく、年月日まで確認する必要があるという点です。
例えば、
2022年8月にバングラデシュへ一時帰国したことは覚えている。しかし、日本を出国したのが8月10日だったのか、8月11日だったのかは覚えていない。
というケースです。
数年前の出入国であれば、このように正確な日付まで覚えていないことは十分に考えられます。
出入国日がわからないからといって推測して書かない
正確な日付を覚えていない場合に注意したいのが、記憶だけを頼りに出入国日を書いてしまうことです。
帰化申請では出入国歴を年月日まで記載します。
そのため、
「確かこの日だったと思う」
「おそらく8月10日くらいだった」
といった推測だけで申請書を作成するのは避けるべきです。
まずは現在のパスポートや過去のパスポートなど、手元にある資料から出入国日を確認します。
しかし、長期間日本に住んでいる方の場合、すでにパスポートを何度か更新しており、古いパスポートが残っていないこともあります。
また、仕事や家族の事情などで頻繁に海外へ渡航している方であれば、すべての出入国歴を自分で整理するのが難しい場合もあります。
そこで利用できるのが、出入国在留管理庁が保有している出入国記録の開示請求です。
出入国在留管理庁に出入国記録の開示請求ができる
自分の過去の出入国日がわからない場合には、出入国在留管理庁に対して、自分自身の出入国記録の開示を請求することができます。
開示された記録を確認することで、過去にいつ日本を出国し、いつ日本へ入国したのかを確認できます。
帰化申請のために過去の出入国歴を整理したいものの、
- 古いパスポートを紛失している
- パスポートを何度も更新している
- 出入国回数が多い
- 昔の出入国日を正確に覚えていない
といった場合には、出入国記録の開示請求を利用して、正確な出入国歴を確認することができます。
開示請求の方法
出入国記録の開示請求は、出入国在留管理庁に対して所定の手続を行います。
請求方法は、次の2つです。
- 入管窓口での請求
- 郵送での請求
ただし、出入国記録の開示請求を受け付けている窓口は、東京都新宿区にある出入国在留管理庁の開示請求窓口です。そのため、遠方にお住まいの方であれば、郵送による請求が利用しやすいでしょう。
開示請求に必要となる書類や具体的な記載方法については、出入国在留管理庁のホームページから確認できます。
また、開示請求をしてから実際に記録を受け取るまでには一定の時間がかかるため、帰化申請の準備を進める際には、余裕を持って請求しておくことが大切です。
もう一つ注意したいのが、開示請求によって確認できる出入国記録の期間です。
外国人の出入国記録については、昭和45(1970)年11月1日以降から請求日までが開示請求の対象となっています。
つまり、1970年11月1日より前の出入国記録については、この開示請求によって確認することはできません。
帰化申請を予定している場合には、申請直前になってから出入国記録が必要だと気づくのではなく、早い段階で自分の出入国歴を確認しておくとよいでしょう。
開示された記録をもとに帰化申請書を作成する
出入国記録が開示されたら、その内容を確認しながら帰化申請に必要な出入国歴を整理していきます。
特に日本での在留期間が長い方の場合、本人の記憶だけですべての出入国歴を正確に思い出すのは難しいことがあります。
「母国へ帰ったことは覚えているから大丈夫」と考えるのではなく、いつ出国し、いつ日本へ戻ったのかまで正確に確認することが大切です。
また、帰化申請では単に出入国の日付を書けば終わりというわけではありません。
これまで日本で生活してきた期間や海外に滞在していた期間なども、帰化申請を検討するうえで重要になります。
そのため、出入国記録は単なる申請書の記入材料としてではなく、これまでの日本での在留状況を確認するための資料の一つとして考える必要があります。
帰化申請の準備に不安がある方はご相談ください
今回ご紹介した出入国記録の確認は、帰化申請で必要となる準備の一つです。
帰化申請では、すべての申請者がまったく同じ書類を提出するわけではありません。申請する方の国籍や家族関係、仕事、これまでの経歴などによって、必要となる書類は変わってきます。
そのため、準備を進めていくうちに、
「自分の場合は何を用意すればいいのかわからない」
「集めなければならない書類が多くて整理できなくなってきた」
「仕事が忙しく、なかなか準備を進める時間が取れない」
といった悩みが出てくることもあります。
帰化申請は、必要な書類を一つずつ確認し、時間をかけて準備していく手続です。早い段階から必要なものを整理しておくことで、余裕を持って本申請に向けた準備を進めることができます。
なべ行政書士事務所では、三重県を中心に帰化申請のサポートを行っています。
「帰化を考えているけれど、何から始めればいいかわからない」「自分で準備を進めているけれど、このままで大丈夫なのか不安」といった方も、まずはお気軽にご相談ください。
帰化申請に関するご相談は無料で承っています。
一人ひとりの状況を確認したうえで、必要となる手続や書類についてご案内します。
【なべ行政書士事務所】
三重県四日市市天カ須賀5丁目1番17-7号
TEL : 080-6865-3422
営業時間: 9:00~18:00
定休日:日曜日
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当事務所の公式SNSアカウントです。ビザ申請、飲食関連の最新ブログを投稿しています。

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